メンタルヘルスマネジメント検定
さて、3月の息子の誕生日当日に、冷たい雨の中で受験した試験がありました。
大阪商工委会議所主催の「メンタルヘルスマネジメント検定」です。
その検定の2種(ラインケア)と3種(セルフケア)の2つを同時受験。
そして、その結果が先日届き、なんとか無事に合格!
それぞれ、70点以上を取れば合格のようです。
2種の合格率が54.8%、3種の合格率が77.8%とのことでした。
合格率がとても高い試験ですが、受験当日は「ん?」と悩まされる問題も多く、「これはやってしまったかな・・・。」と不安にかられました。
翌日、速報サイトで自己採点して、それぞれ8割以上は得点できていることを確認して胸をなでおろしたところでした。
この検定に合格すると何ってわけでもないので、ずっと知ってはいたものの触れずに過ごしてきましたが、ふと知識確認をしたくなって気まぐれで受験。
久しぶりの試験でとても良い刺激になりました。
合格率10%程度の難関とされている1種(マスターコース)はいまのところ受けるつもりはないですが、いつかまた気まぐれがあるかもしれません。
それにしても、年に2回のこの試験。
2種(ラインケア)の受験者数が12,745人、3種(セルフケア)が4,157人と、けっこうな数の方々が受験されています。
試験内容(到達目標)は、2種が「部下が不調に陥らないよう普段から配慮するとともに、部下に不調が見受けられた場合には安全配慮義務に則った対応を行うことができる。」とされています。
3種は「自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づき、自らケアを行い、必要であれば助けを求めることができる。」とされています。
3種は自分のケアをうまくできるように知識や方法などを知ることを主眼としていて、日常的にとても大切なものだと思います。
2種はそれを踏まえたうえで、会社内の部下や同僚などが不調にならないように、万一なったとしても早めに対処できるように、ということが求められていて、今の時代、知っていて損はないものです。
メンタルヘルス対策として、従業員に学ばせ、その先にこの検定を置いて受験させる、というのも方策のひとつかな、という気もします。
みんなが知ることで「共通認識」を得ることができ、「言葉が通じる環境」になるわけです。
そうなると、安心したい場所にもつながり、働きやすい環境も作れるのかもしれません。
メンタルヘルスマネジメント検定に限らず、なにか社内研修などで本気で学ぶことができれば良いのですけどね。
中小企業ではなかなか難しいところかもしれませんが、これからますます大切になってくるのだろうと思います。
【2025年5月7日】